瀬里さん
リール15本(3月〜8月)とフィードの直近24投稿を、1本ずつ数字を見ながら拝見しました。気づいたことを、4つだけお伝えします。
平均925回再生。フォロワー6,307人に対して14.7%で、15本すべてがフォロワー数を超えていません。本来リールは知らない人に届く場所なので、そこがまるごと使われていない状態です。
1位(1,829回)は瀬里さんがiPadに向かって描いている姿。2位(1,618回)は3Dペンの樹脂が手元で立ち上がっていく瞬間。「人・手・変化していく様子」が1カット目にある2本だけが抜けています。
平均再生数。差は約1.9倍。
逆に、完成した絵から始まる回は下位に固まっていて、最新の「as long as...」が402回で最下位でした。絵の良し悪しではなく、冒頭に完成形を出してしまうと、続きを見る理由が消えるということだと思います。
キャプションはとても丁寧で、作品名も込めた想いも、登場する動植物の学名リストまで揃っています。ただ全部が「〜を描きました」で終わっていて、読んだ人にやることが残らない。
実際、コメントが付いた2本は、どちらもワークショップの告知でした。「申し込む」という行動の余地があった回だけが会話になっています。
5月9日から6月7日まで29日、6月29日から8月3日まで35日の空白がありました。作品が仕上がったタイミングで出していらっしゃるので、制作の波がそのまま投稿の波になっています。
やっていらっしゃることは図鑑なのに、出し方が個展になっている。この一点に尽きます。
「Encyclopedia01」というタイトルをご自分で付けていますし、登場する動植物の和名・英名リストも、キリン4種の見分け方も、すでに書いていらっしゃいます。
クルマサカオオム / スタートデザートピー / グリーンバードフラワー / ドンキーオーキッド / コッキーズタン / ムラサキオーストラリアムシクイ
名前も形も知らない生きものを、絵と一緒に説明できる人は日本にほとんどいません。ここが唯一無二の強みです。
ただ、1枚ずつ「完成品」として発表されるので、見た人は1回見て終わってしまう。番号を振って連載にするだけで、同じ絵が「次が見たい」を作ります。ファンは絵が上手い人ではなく、次に何が出てくるか知りたい人につくので。
「動植物を描く」人は無数にいますが、「オーストラリアの固有種だけを描き続けている」人はほぼいません。あわせて「火・木に制作の途中経過」など、フォローすると何が続けて見られるのかを書いてみてください。ご依頼の導線は3行目以降でも十分届きます。
完成形は最後まで見せない。そして表紙に日本語で7〜12文字を入れる。伸びた2本の再現です。
最新作で「どこに隠れているか探してみて」と書かれていた、あの一言を毎回の定型にするイメージです。
詳しい分析と、90日ぶんの進め方をまとめた資料はこちらです。
ご覧いただいて、気になるところがあれば遠慮なくおっしゃってください。
保存数・非フォロワーへの到達率・フォロワーの日本/オーストラリア比率は、外からは見ることができません。瀬里さんご本人のインサイトで確認いただけると、精度がぐっと上がります。
とくに国別比率は、日本語と英語の出し分けや、英語圏にどこまで力を入れるかの判断に直結します。